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山下です。身内や知人が耳鳴り難聴に悩まされている。そういった事情で私のところに、ご相談のお便りをくださる方も少なくないです。
そこで今日は、私の身内に起こった症状の克服秘話をお伝えしたいと思います。
耳鳴り撲滅アンケートの結果上、耳鳴りは確かに男性の割合が多かったのですが、もちろん女性にも、そのきっかけとなる状況は決して少なくありません。
その一つに、妊娠初期や産前産後などのホルモンバランスが、急激に変化する時期などに、突然耳鳴りを経験してしまう人も意外と多く、この時期に発症した耳鳴りが、慢性化してしまってなかなか治らないとよくご相談を頂きます。
実は以前、私の妻も良くない耳鳴りと突発性難聴を発症してしまい、下手をすると慢性化に悩まされるところだったという経験をしました。
あれはちょうど妊娠後期の頃です。
お腹に赤ちゃんがいるために、自分の動きがどうしても鈍くなったり、食べ物の好みが様々に変化したりと、ストレスでいっぱいいっぱいだったので、ちょっと気晴らしに電車に乗って奈良の方に連れいってあげました。
久しぶりの外出だったので、とても上機嫌で楽しい電車旅を満喫できたようです。
しかし異常事態は突然やって来ました。
過去にもお話ししたことがあると思いますが、症状という奴はどうも天の邪鬼で、ホッとひと息ついた時や、苦しい状況を忘れるために楽しみを満喫しているときに、突然襲いかかってくることがよくあります。
私の妻を襲った症状も、そんなひとときの幸せを奪うものでした・・・
★厳しいことの大切さ★
妊娠中の妻のストレスを癒してあげるために、ちょっと外出して気分転換をしてあげたところ、突如、強い耳鳴りと難聴が妻を襲った。
窮屈な生活から解放され、とても癒される1日を過ごすことができ、上機嫌で帰りの電車に乗っていたとき、突然、「何これ!」「あれ?んー、あー、聞こえない!!」「耳がおかしい!?」と、妻が言い出したのです。
「どうしたん?」と聞く私の声をよそに、必死で自分の耳を確かめるように声を出して、泣きそうな顔をしています。
そうです。突発性難聴とでも言いましょうか、おまけに強烈に耳を圧迫されたような感じと「ジー」という耳鳴りがするのだそうです。
「どうしよう」「どうしよう」と泣きすがってくる妻でしたが、この出来事は今後、私の治療の方向性に大きな気づきを得られる出来事となりました。
普段の私は、患者さんから「先生は優しい」とか「お人柄が穏和で安心する」と良く言われます。(済みません。自慢話がしたいわけではありません (^^;)
こう言っていただけることは、正直に嬉しいんです。
しかし優しさだけでは、下手をすると患者さんを他力本願主体の、甘えた治療に導きかねない。と言うことにこの出来事で気づかされました。突然症状に襲われた妻は、パニック的に意識を取り乱し、不安と恐怖でいっぱいになりました。
しかし、大事なことは
『 この症状は、今の生活状況による神経の一時的な興奮が症状となって現れているだけ 』
と言うことをしっかりと認識することなのです。
今すぐ私がどうこう出来るものでもなければ、どうにかする必要もないと言うことです。現れた症状に心を乱さず、そうした原理をしっかり認識し、受け入れることで、そのうち元の状態に必ず戻ります。
ここに不安や恐怖心をいつまでも引きずることが、慢性症状の悪循環を作り出してしまうんだ。と言うことを妻に言って聞かせ、あえて私は何も手をかけずに、タッピングや呼吸法を自分で取り組ませて意識の乱れを落ち着かせるようにさせました。
10分くらいだったでしょうか、
電車を降りる頃にはその症状は跡形もなく消えていました。
その帰り道、やはり何度も症状は現れたのですが、上記の内容を理解させタッピングなどをして冷静に自分と向き合うことですぐさま症状は消えていきました。
普通で考えれば、これだけの症状がこんな短時間で回復することは、奇跡的とでも言えるのかも知れません。
でもこれは奇跡でも何でもないんです。
こんなことが突然起こったらどうするか?
それはまず、今の自分の生活状況などを考え直し、心からしっかりと認識し、不安や焦りを持たないように自分を信じることが【今、その場でできること】なのです。
この時の私は、妻に対してとても厳しかったことを覚えています。
病にかかった場合、ついつい誰かに頼ろうとしてしまいます。
その気持ちは十分良くわかります。がしかし、症状を作り出しているのは紛れもなく自分自身であると言うことです。
周りが騒いだところで、自分自身の中にある原因を変えて行かなくては、いつまで経っても「誰かに助けてもらおう」という気持ちが先に立って、本来、自分で見つめ直すべき部分を見失ってしまうのです。
人間の体はそんなにヤワではありません。まずは自分を見失わずに、今の状態を冷静に受け入れ、落ち着くことが大切なのです。
たいていの症状は、これだけでもどんどん落ち着いてくるものです。
症状そのものをなんとかしようとするんじゃなくて、あくまでもそれは「結果」と考え、まずはその結果を生みだした問題点を見つめ直すことが、ひとつのポイントではないでしょうか。
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